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職場型の高血圧とは? |
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隠れ高血圧の一つに、職場型高血圧が挙げられます。
職場型高血圧とは、職場におけるストレスや緊張感から血圧が上昇するタイプです。
私たちは、仕事につくと上司や同僚、部下に囲まれるなど、職場の人間関係にも気をつかいます。
また、仕事を完璧に遂行するために、時間の厳守、ミスや失敗を犯さないよう、いつも緊張状態に置かれます。
このため、職場では、健康診断などで正常値の血圧と診断されても、3人に1人は、職場型の高血圧、と言われています。
特に、ストレスをため込みやすい人は、職場型高血圧に要注意です。
職場型高血圧は、そのまま放置しておくと、やがて高血圧症になるリスクが高まります。
また、職場型高血圧のタイプには、喫煙の影響も無視できません。
タバコを吸い始めると、血圧が急上昇します。
1本のタバコで、最大(収縮期)血圧、最小(拡大期)血圧ともに、10〜20mmhg上昇し、血圧が高い状態が約15分続くそうです。
仕事の合間や休憩時間に、タバコを吸うたびに、血圧が急上昇を繰り返し、血管への負担を増し、職場型高血圧のリスクをさらに高めます。
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職場型高血圧の原因 |
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なぜ、職場で高血圧になりやすいのでしょうか?
その原因は、心身ともに緊張状態に入ると、血管をコントロールする自律神経が交感神経優位になり、血管コントロールされるからです。
血管は、交感神経に支配されると緊張状態に置かれ、収縮します。
このため、血圧を上昇させてしまうのです。
特に、タバコは、血圧にとって大敵です。
なぜ、タバコを吸うと血圧が急上昇するのでしょうか?
その原因は、タバコに含まれるニコチンという成分が、交感神経や副腎髄質に作用し、血管を収縮させるからです。
また、一酸化炭素が血液中の酸素量を減らすので、心臓は酸素の不足をカバーしようと心拍数を増やすため、血圧を上昇させてしまうからです。
特に、職場でのイライラや、怒りなど、超緊張状態の時には、血圧の急上昇リスクを避けるため、絶対に喫煙を止めましょう。
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職場型高血圧の把握 |
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職場によっては、定期的に保健婦さんが健康相談を行っていると思います。
その場合、先ず初めに血圧を測定し、チェックすれば、職場型高血圧を的確に把握できます。
もし、職場で血圧を測定する機会がない人は・・・
家庭用の血圧計を職場に持ち込み、職場での血圧測定がおススメです。
職場における血圧測定は、仕事の合間に、深呼吸を行い、安静にしてから、二回ほど測定します。
二回目の血圧値を記録し、1週間くらい、続けましょう。
その結果、血圧が高血圧の範囲に入っていても、あまり心配しないようにしましょう。
なぜなら、血圧は、常に変化を続けています。
その上、どこの職場でもそれなりの緊張感があり、心理的に微妙な影響を受けやすいからです。
緊張感あふれた生活空間での、血圧上昇は、自然な生理現象だからです。
職場で測定した血圧が高かったからと言って、医療機関を受診すれば・・・
降圧剤を勧められ、おいしい患者さんになってしまうので、要注意ですよ。
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職場型高血圧の対処 |
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神経質でストレスを受けやすい、禁煙できないなど、人それぞれによって職場型高血圧の発症リスクが異なりますが・・・
職場型高血圧は、そのまま放置すると、5〜10年後に本格的な高血圧を発症させるリスクが高くなります。
特に、職場以外での日常的な血圧が、正常値高値高血圧(最大血圧130〜139mmhg、最小血圧85〜89mmhg)の人に、職場型高血圧が起こりやすい傾向が高くなるそうです。
いずれにしろ、職場型高血圧へに対処に何よりも大切なことは・・・
職場での血圧を把握し、隠れ高血圧を明らかにすることです。
ご自分が、職場型の隠れ高血圧だと気づいたら・・・
日頃から、ご自分で血圧管理に取り組むことが大切です。
お医者さんを受診しても、職場型の高血圧と診断されれば、降圧剤を勧められるだけです。
注意すべきは、降圧剤で高血圧を改善し、治すことができないという実態です。
でも、職場型の隠れ高血圧も、民間療法なら自然に簡単に治せます。
高血圧を治す民間療法を取り入れ、職場型の隠れ高血圧への不安を解消しましょう。
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