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塩分を抑えても、高血圧が下がらない |
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食塩を摂りすぎると、高血圧になる、と思い込んでいませんか?
でも、必ずしも、食塩を摂りすぎたら、高血圧になるとは限りません。
長い間、過剰な塩分摂取が高血圧の原因、と考えられてきましたが・・・
東京大学医学部の藤田敏郎教授の研究(1995年)によると、高血圧と塩分の関係には、二種類のタイプがあるとわかったのです。
その二種類のタイプとは、血圧が塩分に敏感に反応するタイプと、反応しないタイプです。
前者が食塩感受性で、後者が食塩非感受性のタイプです。
厚生労働省の「高血圧ホームページ」でも・・・
食塩による血圧上昇の程度には、個人差があり、食塩を多くとってもまったく血圧が上がらない人もいることを認めています。
でも、今のところ、日常的にかんたんに食塩感受性を測る方法はないので、だれでも食塩を減らしたほうがいいとされている、と指導しています。
このため、高血圧には塩分を控えるのが、社会の一般常識になっています。
実際に、お医者さんから高血圧と診断され、塩分摂取を1日6g未満に控えるように指導され・・・
毎日、必死に減塩に取り組んでみたけれど・・・高血圧を少しも下がらなかった。
その結果、お医者さんから降圧剤の服用をススメられ、薬を飲み続けている人が、圧倒的に多いのではないでしょうか。
高血圧は、降圧剤を服用することなく、簡単に正常値に戻せるので・・・
このような高血圧と塩分との誤った常識を捨てて、正しく理解し、適切な血圧管理に取り組みましょう。
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食塩感受性と、食塩非感受性の二つのタイプ |
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東京大学医学部の藤田敏郎教授の研究(1995年)により、高血圧と塩分の関係には、二種類のタイプがあるとわかったのです。
その二種類のタイプとは、食塩感受性の人と、食塩非感受性の人です。
食塩感受性とは、食塩を摂ると血圧が上がり、減塩すると血圧が下がるタイプの人です。
一方、食塩非感受性とは、食塩をとっても血圧が上がらないタイプの人です。
日本人の約4割が、食塩感受性のタイプで、約6割は、食塩非感受性のタイプだそうです。
本態性高血圧になった人でも、6〜7割は食塩非感受性、と言われています。
したがって、多くの高血圧患者が、いくら減塩しても、高血圧を下げ、正常値の近づけることができないのが実態です。
なぜなら、食塩非感受性のタイプは、腎臓のナトリウム排せつ機能が正常に働くので・・・
食事で摂取した余分なナトリウムが、4〜5日で全て排せつされので、血圧に影響を与えないからです。
一日6g未満に減塩すれば、必ず血圧が下がるといった、これまでの誤った社会常識を見直し、新たな一歩を踏み出しましょう。
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減塩は、食塩感受性タイプに必要 |
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でも、食塩感受性のタイプの人には、減塩が大切です。
なぜなら、食塩感受性タイプの場合、腎臓のナトリウム排せつ機能に異常が生じ・・・
ナトリウムが体内に蓄積し、その結果、血圧が上昇するからです。
自分が食塩感受性か、食塩非感受性か、どちらのタイプに属するのか?
自分で、塩分摂取を減らしながら・・・
家庭で血圧を測定し、その効果を確認し、自己判断するしか、選択肢がありません。
減塩で、高血圧を下げる効果に気づいたら・・・
食塩感受性のタイプと受け止め、1日6g未満を目指し、減塩に取り組みましょう。
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